インターネットの仕組みをスクールで学ぶにしても、簡単なものではありません。インターネットは普及してから20年以上経ちますが、構造自体凄く複雑で1か月勉強したらわかるというようなものではないです。ネットワーク同士が接続して少しずつ大きくなっていった世界中を埋め尽くす巨大ネットワークに違いないですが、自宅や企業内でのインターネット接続、そこからプロバイダまでの回線構造及びプロバイダ以降のバックボーンの構造と1年みっちり勉強しても足りないくらいのボリュームがあると思って良いでしょう。インターネットは黎明期から少しずつそれぞれの部分が進化していますし、速度も格段に早くなり、コンテンツの種類も移り変わりがあったりします。
接続する端末もパソコンやワークステーションと呼ばれていたunixマシンからスマートフォン、タブレット及びアップルウォッチそしてiot機器と様々なハードが登場しています。インターネットを構成するハード自体は超高速サーバーマシンを使っていたり、遅いサーバーを並列化して全体最適していたりもしています。書こうと思えばいくらでもネタがあるインターネットですが、専門のエンジニアと呼べるような人はこの時代をインターネットと共に歩んできた技術者なのではないでしょうか。20年かけて習得した知識の結集がエンジニアと呼ばれてふさわしい人だと考えます。
これはある意味、この期間ずっと養成スクールに通っていたと言えます。インターネットのエンジニアは、黎明期から今に至るまでの経験の結集であり、経験こそがスクールだったと言えます。